人気投票にやぶれたユーロ

人気投票にやぶれたユーロ(5面:経済)

30日にユーロが100円を割りました。

売られた要因は、
①ECBの資産拡大(金融機関に資金供給した)
②イタリア国債の高止まり
③来年度のユーロ償還時期到来に備えて
④国内企業の円還流

このあたりがあげられるのではないでしょうか。

①に関しては、資産拡大というよりもユーロの資金量が増えたためですね。ドルの量的緩和によるドル安の流れと同じ性質のものです。


②はなかなか値下がりしません。
①の欧州金融機関に対して資金供給したお金が一部流れていくのではないか、と仮説をたてていたのですが、その動きは見られていません。もしものときの予備資金、来年度の償還資金として滞留させていると考えています。③に備えて、、、ということ。


④単純にこれなのではないかな、と考えてます。
というのも、対ドルでも円は大きく円高に振れていますので。


※2012年のユーロの動きは見ものです。
FXには手を出さないようにしていますが、口座だけ開設しておいています。
日本国債の利回り上昇と円安が連動してしまった時に、外貨ポジションを持つことでリスクヘッジするためです。