日本経済新聞ニュースより

人気投票にやぶれたユーロ

人気投票にやぶれたユーロ(5面:経済)30日にユーロが100円を割りました。売られた要因は、 ①ECBの資産拡大(金融機関に資金供給した) ②イタリア国債の高止まり ③来年度のユーロ償還時期到来に備えて ④国内企業の円還流このあたりがあげられるの…

食品の輸入拡大

食品の輸入拡大(3面:総合)輸入額が前年度と比べると12.4%増。増加要因は、震災による物不足を補うためのもの、や円高があげられています。増加したといっても、年別の金額水準で見ると、2008年の水準には追い付いていませんので、それほど目を…

企業負債、1000兆円下回る

企業負債、1000兆円下回る(5面:経済)1987年3月末以来、24年半ぶりに1000兆円を下回りました。日経新聞には負債残高のグラフ推移がのっているのですが、よくよく見ると、横ばい推移しているんですね。 負債が増えないとお金は増えませんし…

ユーロ安10年半ぶり水準

ユーロ安10年半ぶり水準(1面)1ユーロ100円を切りそうになりました。ユーロは年明け以降、正念場を迎える時期が訪れます。イタリア・スペイン・ギリシャ等の国債償還。欧州金融機関の社債償還。 償還、、、とは言うけれど、要するに買い替えできる資…

消費増税、民主大揺れ

消費増税、民主大揺れ(3面:総合)2013年10月に8%。 2015年4月に10%。消費税を上げる時期と税率について案を提示したが、この案をめぐって意見対立。民主党を離れる議員が出てきたとのことです。 大揺れ、、、は言いすぎですね。 消費税は…

REIT、投信が換金売り

REIT、投信が換金売り(15面:マーケット総合2)2011年のREITの下落率は約26%。売っている主体は外国人投資家と投資信託。7〜9月にかけてとくにその売りが顕著であることを見ると、欧州経由のリスクオフとみています。その後の10〜1…

消費税「15年10%」提示へ

消費税「15年10%」提示へ(1面)増税路線は決定し、あとは、いつ・どれだけという問題となってきました。当然ですが、日本経済には増税それのみで見ると、負の影響が考えられます。消費は冷え込み、税収は下がり、一体何の為の増税だったのか、、、、…

米製造業、南部投資を加速

米製造業、南部投資を加速(9面:国際2)米国で製造業の南部進出が始まっているようです。自動車大手のフォード、GM、それにトヨタやフォルクスワーゲンなど。こういった製造業の雇用は、安いコストを求めて海外(新興国)に流出していました。しかし、…

流通大手、金融を再構築

流通大手、金融を再構築(7面:経済2)セブン銀行が海外展開を目指したようです。 イオン銀行は国内SC(ショッピングセンター)でさらなる収益向上を見込むようです。セブン&アイHDは海外に多くのコンビニを出店していますから、そこにATMを置くこ…

一人当たりGDP、世界14位に上昇

一人当たりGDP、世界14位に上昇(5面:経済1)2010年のドル換算の1人当たり名目国内総生産(GDP)が4万2983ドルとなり、過去最高を更新したようです。ドルベースという点がポイントですね。 円高進行によるものがほとんどです。日本のひとつ…

増税にらみ社会保障改革に数値目標

増税にらみ社会保障改革に数値目標(3面:経済1)子供一時預かり利用を10倍に。 訪問介護は7割増に。政府が具体的な数値目標を策定しました。 ただ、これは消費税の増税ありきの計画です。増税したうえで、どれだけサービスを拡充させていくのか、そのあ…

米独でマイナス金利

米独でマイナス金利(1面)ドイツ、アメリカ、日本の、イギリスもそうなんですが、これらの国債にマネーが退避した結果がこれです。お金を払ってでも、それ以上の資産の目減りを防ぐ。確認しておくと、そんな状況下にあるのがいまの金融市場なんです。先日…

欧州中銀(ECB)3年物50兆円供給

欧州中銀(ECB)3年物50兆円供給(9面:国際2)これはもう量的緩和のようなものですね。期間も3年間と相当な余裕を持たせてますし、ECBが出来うる最大限のことはやった感があります。2012年1〜4月に控える、イタリア・スペインの両国債償…

診療報酬、小幅に増額。介護報酬は1.2%値上げ

診療報酬、小幅に増額。介護報酬は1.2%値上げ(1面)診療報酬は0.004%の増額だそうです。 薬代を下げて、その分を医療現場に加えるという形です。 医療現場で働く人にとっては少しだけ朗報ですね。 介護報酬の方は、1.2%値上げされるようです…

東電、企業向け値上げ

東電、企業向け値上げ(1面)来年4月から企業向けの電気料金を2割ほど値上げする方向でかためたみたいです。2割というと、、、相当な値上がりです。家庭向けにも検討しているみたいです。企業にとっては相当な負担ですから、とくに中小企業向けには何らか…

「介入預金」で邦銀にゆとり

「介入預金」で邦銀にゆとり(5面:経済2)世界(とくに欧州)ではドル需要が高まってますが、日本の銀行ではそれほどせっぱつまってはいません。そのひとつの理由が記事にあげられていました。その理由は、『政府が為替介入で得た多額のドルを邦銀に預金…

市場、北朝鮮リスク意識

市場、北朝鮮リスク意識(3面:総合3)北朝鮮の金正日総書記が死去されました。 これによって為替市場も大きく動いているようです、、、、といってもウォン安が目立つ程度ですね。新しい北朝鮮の指導者は、金正恩。 後継ぎが決まったのは1年前であり、急…

国債発行総額最大の175兆円

国債発行総額最大の175兆円(7面:経済2)金額を目の当たりにすると、大きさだけが目立ちます。 発行内容は、新規発行はもちろんのこと、借り換えのための発行や復興債やらが含まれてます。国債の引き受け手がいる限りは大丈夫だけれど、、、、という論…

危機封じ中銀頼み

危機封じ中銀頼み(3面:経済)アメリカ、英国、日本、欧州、どこの中央銀行も総資産が増えています。この中央銀行の総資産が増えているという事は、どういった意味合いを持っているのだろうか。この点について少し考えてみたいと思います。 <中央銀行の国…

欧州銀の融資圧縮重く

欧州銀の融資圧縮重く(3面:経済)世界的に不動産デフレ色が強まってきています。 不動産価格の下落が進んでいます。 この流れを先導しているのは、欧州系の金融機関。 来年の自己資本比率9%を達成するためには、投資ポジションを解消していかなくてはな…

ロシアWTO加盟承認

ロシアWTO加盟承認(6面:国際1)資源依存からの脱却に狙いがあるようです。 ロシアに工場を建設する製造業もこれでふえてくるのではないでしょうか。そうなると、資源の輸出依存にあるロシアの産業構造に変化が起きるので、投資先としても面白くなって…

来日中国人35%増

来日中国人35%増(3面:総合)震災以降じわじわと回復傾向にあったのですが、11月に一気に回復が拡大しました。 ビザの発給要件が9月以降緩和されたことなどが大きな要因だと思います。あと昨年は尖閣諸島のいざこざで訪日客が減少していて、その反動…

投信資金流出2.8倍

投信資金流出2.8倍(4面:経済1)2011年の9月のあの新興国の為替下落が大きかったようですね。 通貨選択型の隆盛はあれで完全にかき消されたようです。状況的には2008年のリーマンショック直後に似てきています。資金流出面で見ると酷似してい…

米議会、対イラン強硬

米議会、対イラン強硬・金融制裁、邦銀ドル取引に影響(3面:総合)今月中にアメリカ議会で追加制裁が決定するかもしれません。その制裁内容なんですが、「イラン中央銀行と決済取引をしている外国銀行は米銀とのドル取引を禁じる。」というもの。各国の金…

中韓造船業に欧州危機直撃

中韓造船業に欧州危機直撃(7面:国際2)これも海運動向どおりの出来ごとです。 海運各社の航海本数も減少してますし、運賃も下がってます。運賃が上昇し始めない限りは、苦しそうですね。

東南アジア、内需刺激策強める

東南アジア、内需刺激策強める(6面:国際1)欧州債務危機の影響がまわりまわって、東南アジアにまで波及しかけていると感じてのことでしょう。インドネシア、フィリピン、マレーシアと内需刺激策を取り始めています。インドネシアは利下げに次いで、公共…

悪賢い欧州銀の国債購入策・FT紙

悪賢い欧州銀の国債購入策・FT紙(8面:国際1)欧州国債の積極的購入を否定したECBのドラギ総裁。 いまの欧州金融機関の状況を考えると、これは首を絞める行為に等しいと思っていました。ただでさえ金融機関が相互不安から資金融通が滞っており、資金…

ヘッジファンド苦戦

ヘッジファンド苦戦(1面)欧州危機を受けて、ヘッジファンドの運用が世界的に振るっていないご様子です。 気になった個所は、7月〜9月にかけてファンドの清算が増えたというもの。ファンドが減れば、市場の動きはダイナミックさを失っていきます。 昨今…

世界貿易にブレーキ「欧州危機がアジア直撃」

世界貿易にブレーキ「欧州危機がアジア直撃」(1面)相変わらず大げさな題名ですが、輸出の伸びが鈍化しただけ、です。そもそも海運動向を見ていればこういったことはおおむねリアルタイムにわかっており、さらに言えば、日経新聞もこの海運動向で何度も指…

東南アジア大手銀行 融資「穴埋め」

東南アジア大手銀行 融資「穴埋め」(5面:国際)東南アジアの大手5銀行の貸出残高が急増している。 2010年9月:31.1兆円 2011年3月:33.9兆円 2011年9月:38.9兆円銀行の貸出残高が緩やかに伸びていくのは、経済が成長してい…