東南アジア、内需刺激策強める

東南アジア、内需刺激策強める(6面:国際1)

欧州債務危機の影響がまわりまわって、東南アジアにまで波及しかけていると感じてのことでしょう。インドネシア、フィリピン、マレーシアと内需刺激策を取り始めています。

インドネシアは利下げに次いで、公共事業や農業対策などを実施。
マレーシアは来年度予算を大幅増額、公務員等にお金をばらまいて個人消費押し上げにつなげるようですね。
フィリピンは財政赤字削減に向けて進めていたのをいったん中止して、内需投資に走るようです。

これらの国では、まだ経済が成熟しきっていないので、こういった内需刺激は比較的計画通りに経済成長へとつながります。ただ欧州金融機関のアジア投資資金引き揚げが、今後も継続すると見込まれるので、そのあたり注意が必要です。

このままいけば、欧州は金融不安が再燃するので、そのときに株価も2009年初のように連れ安すると見ています。