「介入預金」で邦銀にゆとり

「介入預金」で邦銀にゆとり(5面:経済2)

世界(とくに欧州)ではドル需要が高まってますが、日本の銀行ではそれほどせっぱつまってはいません。

そのひとつの理由が記事にあげられていました。

その理由は、

『政府が為替介入で得た多額のドルを邦銀に預金しているため。』

、とのことです。

日本政府は為替介入で得たドルを、基本的には何らかの金融商品で運用するものなのですが、その行き先は基本的には米国債でした。

しかし、昨今の経済・金融の先行き見通しの悪さから米国債に世界中のお金が集まっており、その流れに乗っかるのもアレなので、一部を邦銀預金として預けているようです。


※為替介入で得たドルを金融機関に預けて、そのドルを長期で貸しつけられるサービスを始めたら、面白いでしょうね。企業に長期でドルを資金調達させて、今後始まる欧州金融機関による資産の投げ売りに買い向かわせれば、安値で日本は海外資産を獲得することができますし、さらに言えば、欧州金融を下支えすることにもつながります。