米独でマイナス金利

米独でマイナス金利(1面)

ドイツ、アメリカ、日本の、イギリスもそうなんですが、これらの国債にマネーが退避した結果がこれです。

お金を払ってでも、それ以上の資産の目減りを防ぐ。

確認しておくと、そんな状況下にあるのがいまの金融市場なんです。

先日のECBのオペ(50兆円流したアレです)で相当、その緊迫した局面は和らいだのですが、それでもなお緊張状態は続いています。


新興国ではこの余波を受けて、資金が逃げています。

キャピタルフライト
というやつなのですが、これが進行することによって、国債金利がおかしなことになっています。

通常、短期国債金利よりも長期国債金利の方が高くなるものなのですが、これが逆転してしまっています。

短期が高く、長期が小さい。

イールドカーブというやつなんですが、すべてがそうではないのですが、破綻に向かっている国の国債にこういったケースが見られたりもします。すべてがそうではないのですけどね。


新興国の資金流出の原因は、欧州金融情勢です。
いまは緊迫した状態なので、欧州にお金が回帰していますが、この緊迫モードが緩和に向かったら、けっきょくまた元に戻るとみています、、、というのも、良い運用先として新興国は外せない時代になってきているからです。