REIT、投信が換金売り
REIT、投信が換金売り(15面:マーケット総合2)
2011年のREITの下落率は約26%。
売っている主体は外国人投資家と投資信託。
7〜9月にかけてとくにその売りが顕著であることを見ると、欧州経由のリスクオフとみています。
その後の10〜12月にかけては投資信託が売りの主体となっています。
これは記事にも書かれていますが、通貨選択型投信の解約に伴うものが大きいのかもしれません。
前者も後者も売っている理由が、REITそれ自体の収益性の悪化、でない点がポイントだと感じています。
買い手はもっぱら日銀です。
日銀が売ってくるときは相場状況が回復局面に入ってからであると考えているので、とうぶん先となるでしょう。
※ようやく展望が見えてきて、安心しています。少しずつ買われ始めるでしょうね。
東京のホテル稼働率 2カ月連続80%超
東京のホテル稼働率 2カ月連続80%超(10面:企業1)
東京の回復がかなり進んでいます。
震災前の水準は取り戻しており、とくにビジネスホテルの回復が底堅いもののようです。
ビジネスホテルの回復はすなわち出張などが増加しているということです。
出張増加=商談の増加=企業間の取引増⇒企業の売上増加。
企業活動の活発さを物語っているとみていいでしょう。
ホテルの稼働率や鉄道の収益の伸びなど、人の移動を伴ったサービスは景気をはかる指標として便利です。
※欧州債務危機の影響は侮れないのですが、日本国内に関しては底堅い回復成長が続いているのが事実です。来年度はこれに復興特需が重なります。乗数効果が働きやすいお金の落とし方となるので、景気は順調を維持すると考えてます。
11月外食売上高、1%増、震災後で最大
11月外食売上高、1%増、震災後で最大(12面:企業1)
日本フードサービス協会が発表した11月の外食売上高は、前年同月比で1%増でした。
外食産業は最近、好調な企業が目立ってます。
上場企業の外食企業・月次売上高の推移はあらかた目を通しているのですが、最近はとくに好調さが確認できています。
震災の影響による手控えは、なくなったと考えてもいいのかもしれません。
※月次の好調さに比べて、株価の戻りが遅い銘柄に投資を始めています。
米製造業、南部投資を加速
米製造業、南部投資を加速(9面:国際2)
米国で製造業の南部進出が始まっているようです。
自動車大手のフォード、GM、それにトヨタやフォルクスワーゲンなど。
こういった製造業の雇用は、安いコストを求めて海外(新興国)に流出していました。しかし、近年の新興国の人件費増のペースを考慮すると、国内で生産した方が、輸送代もかからないですし、将来的にはコストが安く仕上がる計算がつくそうです。
すぐに、、、、というわけではないのですが、この動きが米国経済の復活のきっかけの一つとなるかもしれません。雇用が生まれれば、国内消費は押し上げられますからね。給与をもえらえば、誰しもそれを使いますから。雇用が増えるとの観測が見えればなおさらです。
流通大手、金融を再構築
流通大手、金融を再構築(7面:経済2)
セブン銀行が海外展開を目指したようです。
イオン銀行は国内SC(ショッピングセンター)でさらなる収益向上を見込むようです。
セブン&アイHDは海外に多くのコンビニを出店していますから、そこにATMを置くことでさらなる収益向上が見込めます。
セブンは、金融面に限らず着々と成長の土台を作ってきているように感じています。
ネット事業も本格化させるようですし(100億円投じてネット専用物流センターを作るようです。)、もともと物流面でのノウハウはコンビニを通じて持っているので、この展開は早いでしょう。
※投資対象としてセブン&アイを入れるようにしていたりします。
今後、相場が暴落する機会は多いと思われるので、そうした時期につれ下げしたおりに安値で株主となれそうです。