金利優遇 厳しい冬

金利優遇 厳しい冬(1面)

ネット銀行は、その低コスト運営を生かして、大手の定期預金よりも利回りを高めに設定できてました。その定期預金に人気が集まってたのですが、相次いで終了しているようですね。

銀行の業務は、こういったお客さんの預金を集めて、それを貸出にまわし、金利差で利益をあげるというものです。例えば、0.3%の金利を支払いますよ、とうたってお金を集めて、金利1.5%で貸し出せば、1.2%の利益が銀行の収益となります。

これが相次いで終了しているとはどういうことなのか?

銀行が貸し出す先の利回りが悪化しているということです。

銀行が貸し出す先とはどこか。
企業と日本国債

日本国債の利回りは、欧州危機の影響で1%をきっています。
いまでは欧州債務危機の影響がこういう形で日本でも確認できる時期に来ています。
寒い冬になりそうですね。